イヤイヤ期で終わらない!?4歳の壁って知ってる?

育児

こんにちは!保育士りぶです。

子どものイヤイヤ期を無事に通過して、ちょっとイヤイヤおさまったかな〜なんて油断していませんか?

自分でできることも増えてきて、会話で意思疎通もはかれるようになってきて、ちょっと手がかからなくなったなと感じますよね。

……が、しかし

なんだかちょっと、イヤな言葉を言うことが増えてきた気がする……

  • なんかちょっと反抗的な態度をとるようになってきたな
  • 今までできてたことを、やらなくなってきたな
  • 無視されることも増えてきたな

そう感じているママ、パパ!それはもうお子さんは『4歳の壁』に片足を踏み入れています!

今回は、4歳の壁の特徴と、親子で乗り切るための対処法3つのポイントをお伝えします。

一緒に乗り越えようね!!

4歳の壁ってなに?原因は?

4歳の壁は、4歳前後になるとよく見られる反抗的な態度を取る時期のことです。

今までできていたことにも、反抗的な態度をたったり、時には手もつけられない程泣いたりと、何かと困り事が起こりやすい時期です。

4歳の壁の原因は?

  • 脳の発達
  • 環境の変化

この2つが『4歳の壁』の原因に関係していると言われています。

脳の発達

4歳になると、脳が著しく発達します。

「現在」「自分」だけだった思考の軸が、「過去」や「未来」「自分以外の相手」にも向けることができるようになります。

身体も成長し、手先も器用になってきてできることも増えてくる時期ですが、まだまだ感情のコントロールは苦手です

さっきまで泣いて怒っていたかと思えば、急に甘えてくることもあって、こっちが気持ち切り替えられない時があるくらい。

私も経験あるある!まさに心が揺れているの。

脳の急激な発達が心に大きな葛藤をもたらしてるんだよ。

環境の変化

4歳時の多くのお子さんは、幼稚園や保育園に入園して、社会に出ることになります。

特に初めてママやパパから離れて、全く知らない環境に身を置くことは、子ども達にはプレッシャーになっていることでしょう。

新しい社会が広がり、友達との関係の中でガマンする場面があったり、集団生活の中で頑張らないといけないことがたくさんあります。

幼稚園や保育園のスケジュールって意外とハード!

そして、4歳児はまだ感情のコントロールは難しいので、安心できる相手に思いきりぶつかっているのです。

だから反抗的な態度をとったり、甘えたりするんだね。

どう関わってあげたらいいのかな……

大丈夫!ポイントがあるよ!

4歳の壁への対処法4つのポイント

子どもの思いや意図をしっかり聴く

ついつい忙しく過ごしていたり、予定が先に詰まっているとママやパパも頭ごなしに叱ってしまいがちになりますよね。

しかし、4歳児の「イヤ」はちゃんとした理由があることが多いです。

理由も聞かずに叱ってしまうと、「ボクの気持ちをわかってくれない」と余計に反抗的な態度をとるようになってしまいます。

忙しい時、急いでいる時でも、ママやパパが少し冷静になって「なぜイヤなのか」「何が不満なのか」をしっかり聴くことで、子どもの思いがわかり、一緒に解決策を考えることができます。

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話を聞いてもらったら、それでスッキリすることもあるから

焦らず聴いてあげてね!

コミュニケーションの手助けをする

癇癪を起こしたり、パニックになっている4歳児は、自分の複雑な感情を言葉で表現できません。

そして、この表現できないことに対してイラ立っていることもあります。

そんな時には、「これが悔しかったんだよね」「ガマンしたんだよね」など、子どもの表現できない感情を、優しく代弁してあげてください。

身体に触れ合ってスキンシップをとりながらだと、子ども達はもっと安心できるよ!

暴言、暴力には「嫌な気持ちになる人がいる」ことを伝える

3,4歳頃から、「うんち」「ばか」など、大人が使ってほしくないような言葉を子ども達は言い始めます。

特に外出してる時に言われると、周りの目が気になってしまって……

でも、無理に止める必要はないよ!

この時期は、いい言葉と悪い言葉の取捨選択を学ぶチャンス!

子ども達は、相手を傷つけようと思って言っている訳ではないことがほとんどです。相手の反応を見ているのです。

なので、子ども達の暴言、汚い言葉は無理に止める必要はありません。

ママやパパは、「嫌な気持ちになる人がいる」ことをじっくり丁寧に伝えましょう。

子どもが、自分で「これは言ってはダメなんだ」と気づくことが大切だよ!

暴力も同様です。子ども達に「叩かれたら、痛くて辛い気持ちになる」ことを伝えましょう。

その上で、子どもが抱えている思いを聞き、受け止めてあげましょう。

暴力をふるわなくても、気持ちをわかってくれる!と感じると、次第に暴力はおさまるよ!

甘えたいサインを見逃さない

4歳児になると、下に弟や妹ができる子も増えてきます。赤ちゃんに比べると、4歳児は大きく見えますが、まだ4歳です!

ママやパパに甘えたい気持ちから、ワガママに振る舞ったり、暴言暴力があったりすることもあるでしょう。

甘えさせてあげたいんだけど、変に構うと「自分でする!」って怒っちゃう……

大切なのは、子どもが甘えたい時に甘えさせてあげること!!

4歳児の子どもには「自分でできる」というプライドも芽生えています。

ママやパパが手伝うことで、そのプライドが傷ついてしまうこともあるでしょう。

でも、甘えさせすぎると、何もしなくなりそうで……

甘やかすのと、甘えさせるのは別物!!

  • 甘やかし:子どもができることを、先に大人がしてしまうこと
  • 甘えさせる:子どもが「手伝って」と言った時に、ちゃんと手伝ってあげること

同じ行動をしていても、タイミングが違うだけで、子どもの感じ方、満足度は全く違います。

「もうお兄ちゃん・お姉ちゃんなんだから」と思わず、心ゆくまで甘えさせてあげましょう。

そういえば、久しぶりにだっこしたら、すっごく嬉しそうだったな。

単純なスキンシップが1番大切だったりするのかもね!

4歳の壁はなかなか手ごわい

あれ?4歳の壁の対処法どこかで聞いたような気がする

気づきましたか?そうです。実はイヤイヤ期の対応とほぼ一緒なんです。

イヤイヤ期の対処法https://lib-kodomotokurashi.com/iyaiya/

”気持ちを受け止めて、共感して、思いを代弁する”これは何歳になっても必要不可欠です。大人でも。

4歳の壁。私自身、すーーーーーーっごく悩みました。

私の中で「もう4歳だから◯◯できるでしょう」という決めつけや、弟が生まれたことで、気をつけていても、長男にはさみしい思いをさせていたのかもしれません。

振り返れば、楽しい思い出もたくさんですが、本当に辛かった!!!!!!

4歳の壁、次は二男がもうすぐ入る気がしてます。恐ろしい。

みんなで乗り越えようね!!

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