【5歳児向け】はじめての「よのなかルールブック」『おやくそく』の感想、大人にも響くメッセージ

絵本紹介

みなさんこの絵本知っていますか?

絵:林 ユミ 監修:高濱 正伸 出版社:日本図書センター

現役保育士として正直な感想を言います。

惜しい!!!!!

まさに、よのなかのルールブックです。とても良いことが書いてあります。

だけど、惜しいんです。

小学校入学前後に身につけたい42の習慣なので、できたら年長さんの時に読みたい1冊にしては、厳しいんです……

主体性保育を学んできた保育士の方なら共感してくれるのではないでしょうか。

「おやくそく」の感想

なぜ『おやくそく』は惜しいのか?

なぜ私が『おやくそく』を惜しいと言ったのか。

それは、対象者を5歳6歳の子どもと考えた時に、少し言い回しが厳しく感じたからです。

子育てしているなら1度は聞いたことありませんか?

  • 走らない→歩いて
  • さわらない→見るだけ

など、否定ではなく、子どもにして欲しい行動に言い換えて伝えたほうが良いと。

ですが、この絵本ではまさに出てきていたんです。

  • さわらない
  • はしりまわらない

でも、ここの感覚って人ぞれぞれなので、気にならない方がいるのが当然です。

というか、全然気にならないよ?

保育士として1◯年過ごしていると、自分が学んできたことと違うものを見ると拒否反応!?を起こしてしまうので、私自身も改めたいところです。

偉そうに惜しいとか言ってごめんなさい〜

「おやくそく」はどんな子にオススメ?大人にも響く?

この絵本ははじめての「よのなかルールブック」と言われていて年長さん〜小学校低学年が対象です。

ですが、大人にも読んで欲しい!

というか、私も気をつけないとな……と思う『おやくそく』がたくさんありました。

  • 「いや」とかんじたことはちゃんとあいてにつたえる
  • ふきげんでいない
  • ようじがあるならじぶんでいく

耳が痛いです。

ありませんか?「いや」という気持ちを言葉にせずに「不機嫌」な態度で察してもらおうとすること。私だけかな?

用事があったら、息子や夫を動かしてるかも〜

私たち大人も日常生活で約束を守ることの大切さを再認識させられました。忙しい日常の中で、つい忘れてしまいがちな「おやくそく」を守ることの大切さを改めて思い出させてくれる1冊です。

『おやくそく』はどの季節にオススメ?

この記事を書いている現在が10月です。

「就学前健診」に行かれた年長さんも多いのではないでしょうか?

小学校のイメージがついたこの就学前健診の時期からが特にオススメです

『おやくそく』まとめ

絵本のイラストもゆるっとしていて、優しいタッチで描かれているので、リラックスしながら読めました。

「おやくそく」を守ることは、友だちは家族と信頼関係を築く方法の一つということが伝えられます。

絵本『おやくそく』は、子どもと一緒に読むことで、親子で楽しみながらコミュニケーションのきっかけにもなります。ぜひ、みなさんも読んでみてください。

『おやくそく』はコチラ

『おやくそく』と同シリーズもあります。

ママ向けのもの、2月頃の卒園シーズンから読んで欲しいものも合わせて紹介しておきますね!

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