こんにちは、保育士りぶです。
まだ子どもがいなかった時、感情で怒らず、冷静に叱れる保育士でありたいと、アンガーマネジメントの研修に出るなど、セルフコントロールに力を入れていました。
……が、ところがどっこい。
かわいいかわいい我が子も、わざとこちらを怒らせるような言動行動をとる4歳頃になると、もうダメです。イライラです。
保育士さんでもイライラするんだね!
正直に言うと、4歳の壁には負けていました。
そこで改めて、𠮟り方について勉強しました。
みなさんにも、簡単にポイントをお伝えできたらと思います。
女の子と男の子でこんなに違う?子どもの理解
今の時代に……と思われるかも知れませんが、やはり男の子と女の子って違うんです。
実際、ママたちも経験としてありませんか?
- 同時に2つのことをするのが苦手なパパ
- 何度言っても同じことを繰り返すパパ
- 先の事を考えずに突っ走るパパ
パパ……ごめんなさい(笑)
女の子ってこんな感じ
女の子は男の子よりも、物事を客観的に見ることできます。
例えば、お友達より自分が上手にできなかったら、ふてくされたり、泣いたり、怒ったり……といった態度になりませんか?
自分のことは自分でちゃんと分かっているのです。だから、ついつい反発したり不機嫌な態度をとってしまうのです。
男の子ってこんな感じ
男の子は聞く力が弱く、一度言われただけでは覚えることができません。
私は2児の男子ママ。めっちゃわかります……笑
何度も言わなければならないのは、当たり前なんです。
でも、何度も言われるのって言い方によってはプライドを傷つけてしまいます。
特に注意したい、絶対にNGなことが人前で恥をかかせること。男の子は幼児に近づくにつれ、自信とともにプライドがぐんぐん育ってきます。
人前で叱られたことがトラウマになって、挑戦する意欲が低下したり、大人に対して反抗的になることも考えられます。
じゃぁ女の子も男の子どう叱ったら?
𠮟り方にもそれぞれポイントがあるよ!
女の子と男の子への𠮟り方のポイント
女の子への𠮟り方:共感しながら優しい口調で
わかっていることを前提に伝える
女の子は、自分が叱られている理由はたいていわかっています。
頭ごなしに怒ると「わかってるのに!」と反発し、一層負のスパイラルに入ってしまいます。
「本当はわかってるって知ってるよ」と伝えると、親の言葉に耳を傾けてくれることが多いです。
優しい態度と口調で伝える
女の子は聞く力が高いので、ママの言葉や語気をすぐに吸収し、友だちに対して使ってしまいます。くれぐれも「いい加減にしなさい!」など口調をキツくしないよう気をつけましょう。
i(アイ)のメッセージはご存知ですか?何かを伝える時は、自分を主語にして伝えると、女の子は聞く耳をもって、しっかりと聞いてくれます。
例えで変換してみましょう…
「なんで◯◯したの!?だめって言ったでしょ!」
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できましたか?
ママは◯◯しているのを見て悲しかったよ。なんでしたの??
こんな風に、自分の気持ちをまず伝えてから、自分で考えられるようにしてあげます。
人と比べずに叱る
自分のことを客観的に見ることが得意な女の子だからこそ、日頃から自分で人とを本能的に比べやすい傾向にあります。
その上で、信頼しているママやパパから人と比べられて叱られたらどうなるでしょう。
自信を失いますよね。
どうしても、その行いが比べる必要があるものだとしたら、できていた頃の我が子と比べてあげましょう。「前はできてたよね?」「◯◯ちゃんらしくないね?」などを意識してみてください。
男の子への𠮟り方:優しく端的に具体的に
まずは1対1になれるところに場を移す
男の子はプライドを傷つけないようにします。友だちや、周りの人の目がある中で叱っても、プライドも傷つきますし、人の目が気になって、ママやパパの声は届いていません。
1対1でゆっくり話し合える場所を探してください。
問いかけて考えさせる
男の子は、自分が何で叱られているかわかっていないことが多いです。単に叱られている状況は、男の子から見ると「ママが怒ってる」以上です。
子ども自身で考えられるように声をかけることが大切です。
例えで変換してみましょう・・・「走っちゃダメって言ったでしょ?」
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ここは走っていいのかな?(優しく)
こう問いかけることで、自分で考え、いけないことに気が付けるようにします。
短くわかりやすい言葉で伝える
何度も言いますが、男の子は「聞く力」が弱いです。
長々と叱られていても、考えていることは「はやく遊びたいな〜」「ママの髪の毛揺れてる〜」こんなもんです。集中力きれまくりです。
いつもとは違う空気を出すために、真剣な表情で目線を合わせ、声のトーンも落として短い言葉でわかりやすく伝えましょう。
叱ると怒るの違い:感情的にならないために意識するポイント
正直イライラしますよね。
私もそうです。
自分のクラスの子ども達に対してはできることが、愛しいはずの我が子にはできないんです。
よく言われている、子どものイヤイヤや不機嫌への対処法は知っていますか?
- 受容:その子の気持ちを受け止める
- 共感:その子の気持ちに共感する
- 選択させる:して欲しい行動、許せる行動を提示し選択させる
これ、通用するの2歳までと思いませんか?
4歳の壁の子たちは、「どっちもしない」と答えるか「無視」です。余計にわざとエスカレートさせることもあります。
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叱ると怒るの違い
「叱る」と「怒る」の違いが「諭す」要素が入っているかが重要です。感情的に一方的に怒っても、子ども達にはなにも届いていません。ただ「怖いな」「また怒られちゃったな」と負の感情が残るだけです。
では、どうやったら感情的にならずにいられるのでしょうか?
許せる範囲を広く持つ
ママと懇談をしていると、子育てにおいてイライラする時は、子どもが自分の言う事をきかない時に多いということが実感できます。
そのイライラって本当に必要ですか?
例えば、『保育園から帰ったら手洗いうがい』これはやらねばならないことなので、習慣つけておく必要があります。
4歳児頃になったら、身の回りのことを任せるようになりますよね?
例えば、我が家の場合は洗濯物です。
保育園や幼稚園から帰ってすぐ、洗濯物をかごに入れずに遊びだす姿にイライラしていました。
「帰ったら洗濯物してって言ってるのに!」と。
けれど、本当にそれって『やらねばならない』ことですか?
もちろん、これも習慣づけるためにやるべきことですが、帰ってすぐやらねばならないですか?
これは『して欲しい』範囲に入ります。だって、洗濯物に間に合ったら良くないですか?
この考え方、結構アンガーコントロールには必要で、『◯◯せねばならない』ってことって意外と少ないんです。
小声で言うと、私自身この考え方忘れてイライラすることもありますが、ちゃんと自分で反省できるようになりました。
ぜひ、1度、気持ちのコンディションのいい時に許せる範囲「して欲しい」範囲を広く持ってみてください。
すぐに洗濯物をカゴに入れた日にはめっちゃ褒めてあげられるママになれるようになりました!
子どもは褒めて育てたいですよね♫
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