今日は、5歳児さんに改めて読んであげたい1冊を紹介します。
ねずみくんシリーズはご存知でしょうか?
読んだことあるある!
「ねずみくんシリーズ」は、1974年の「ねずみくんのチョッキ」を皮切りに、なかえよしをさんと、上野紀子さんがかく人気の絵本のシリーズだよ!
友情、家族、成長など、子どもたちの心に響く様々なテーマが描かれていますが、今回が「思いやり」がテーマになっているコチラの絵本を紹介します。
「ねずみくんのきもち」のあらすじと感想
ねずみくんのきもちのあらすじ
作: なかえ よしを
絵: 上野 紀子
出版社: ポプラ社
ねこくんにいじわるをされる経験を通して、「思いやり」の大切さを教えてくれる作品です。
ねこくんの立場もふれられている深い話!5歳児さんなら、一緒に考えられるよね!
公園で友だちのねみちゃんを待っているねずみくん。そこにねこくんがやってきて意地悪をされてしまいまう。なんで、意地悪をされるんだろうと悩んでいると、ふくろうさんがやってきました。相談したねずみくんは、ねこくんがどうして意地悪をするのか、その気持ちについて考えさせられます。
「ねずみくんのきもち」の感想
「思いやり」がテーマになっている絵本。
年長の息子と読みました。
年長男の子の感想
絵本が伝えたいことが、きっちり響いていて「ねこくんが悪い」というだけの感想にはなりませんでした。
深く聞いてみると「ねこくんも本当は一緒に遊びたかったんじゃないか」「でも、意地悪をしてしまったことがあるから、遊んでくれないと思ったんじゃないか」と息子なりにしっかりと考えることができていました。
保育士ママの感想
「思いやり」のテーマは本当に伝えたい「本質」の部分は伝わりにくいです。
ですが、子ども達なりに自分の中で「思いやり」というものがどういうものなのかを”感じる”ことはできていたようようです。
年長の後半だからこそ、しっかりと考える姿が出てきたように思いますが、この絵本は4歳児クラスの後半(多くの子ども達が5歳になっていますよね)でも何度も読んでいくうちに理解が深まる絵本です。
息子はこの他にも「おにのこあかたろうのえほん『へえーすごいんだね』」や「ともだち くるかな」を同じ時期に読んでいたので、一層「思いやり」や「こころ」「みんな違ってみんないい」ことが伝わりやすかったです。
似たようなテーマを、じっくり様々な絵本で伝えるのも、子ども達にもわかりやすくて良いですね。
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