【3歳児向け】ともだちってなんだろう?『ともだちや』

絵本紹介

内田 麟太郎・降矢 なな『ともだちや』

作: 内田 麟太郎
絵: 降矢 なな
出版社: 偕成社

読んだことがある方も多いのではないでしょうか?

私もこのシリーズが大好きで、何度も子ども達に読み聞かせては感銘を受けています。

1998年〜2021年にわたり全14巻の「おれたち、ともだち!」シリーズ。

シャイで不器用なキツネと、しっかりもののオオカミが“ともだち”について考えさせてくれるシリーズです。

『ともだちや』が記念スすべき第1巻!

キツネとオオカミが出会います!!

読み終えた感想

1時間100円で友だちになる〈ともだちや〉。おかしな思いつきからはじまった、キツネとオオカミの「おれたち、ともだち!」絵本。引用:偕成社HP

ともだちが欲しくて100円でともだちの時間を作るなんて……

寂しかったんだろうな……

そうだね

子ども達の感想も「キツネは寂しかった」というものが多かったです。3歳児(年少)クラスの子ども達にも、「友だちと一緒がいい」気持ちが芽生えているのでしょうね。

しっかりもののオオカミも、おそれられていることに悩んでいたのでしょう。キツネの存在が癒しになっているように感じます。

補い合って、ともに成長していく友情関係っていいですね

そして、『おれたち、ともだち!』シリーズにはグッズも登場しています。

トランプ
パズル

トランプとパズルは、ちょうど3歳4歳頃に楽しめるね!

どんな子にオススメ?

保育士として現場で働いていると、少なからず“心が痛くなる”場面を目にします。

特に3歳児クラス以降、友だちに対して「◯◯してくれたら遊んであげる」「◯◯ちゃんとは遊ばない!」こんな言葉が聞こえてくることもしばしば。保育のプロである保育士でも心が痛いのに、言われた本人はどんな気持ちになるでしょう。

友だちのことで、辛い思いをしている子。ついついキツく行ってしまう子。つまり、友だち関係が円滑にいっていない子に読んであげたい絵本です。

もちろん、円滑に行っていたとしても今後のために伝えてあげたい内容です。

同じシリーズといえど、3歳には難しいものもあるの。友情って複雑だもんね。

どの季節にオススメ?

友だち関係で、保育士として「あ、これは1回きちんと伝えないとな……」と思うのが6月頃です。

なんで?

4月って入園、進級で子ども達は少し緊張気味。そして5月もGWがあり、年度初めに雰囲気が少し戻ります。

そして、6月になって同じ遊びを好む子同士で関わり合って遊ぶ姿が増えてきます。それに伴いトラブルも増えてくる季節です。

さらに、年度の前半で“ともだちってなんだろう?”と一緒に考える機会をもつことで、みんなが前向きになり、クラスが落ち着き一つにまとまりやすくなるんです。

私は、5月末〜6月に読むことが多いよ!

ママやパパがこの絵本を通して”ともだち”の話をすることで、我が子が“ともだち”に対して持っているイメージを知るきっかけになりますよ。

『ともだちや』はコチラ

読んでみようっと!

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